2010.07/30 [Fri]
はまふぅどコンシェルジュ講座のこと。

今月は、何回か不定期に臨時休業させていただきました。
横浜市環境創造局が主催の「はまふぅどコンシェルジュ講座」に、参加していたためでした。
「はまふぅど」とは、横浜の「浜」に、「フード(食べ物)」と「風土」を合わせた言葉です。横浜の「食」・「食卓」と「農地や農業、農産物」をつなぐということを意味しています。
「はまふぅどコンシェルジュ」とは「はまふぅど」(=地産地消)を実践する方々を総称します。
今年5年目の、はまふぅどコンシェルジュ講座は、地産地消、農業、食育等の活動に関わっている団体に属しているか、そういった活動をしている個人が対象で、毎年応募する人が増えてるそうで、30名の募集枠に、今回の応募は66名だったんですって!
なんだ、みんなけっこう興味あるんじゃん!?なんてね。

第一回は、オリエンテーションと、横浜の農業の概要、それからランチ交流会。参加者は、飲食店の方、学校などの栄養士さん、八百屋さん、農家の方とさまざま!
第二回めは、中央卸売り市場の、青果部を見学後、産地の違う野菜の食べ比べ、それから横浜産野菜を使ったメニュー紹介と試食という、食いしんぼな店主にとっては大変魅力的なものでした(*^^*)
トップ画像は、青果部の一部。広いね~!!
市場の全体の広さは、なんと横浜スタジアムの4倍もあるんだって!
この日はちょうど市場がお休みの日とのことで、ガラーンとしてましたが、冷蔵庫の中も野菜や果物でいっぱいになってましたよ。

全国各地からはるばるやってきた野菜や果物たち。
そのなかに、三浦や葉山、秦野など、神奈川産地の箱をみると、ガンバレ!と、なぜか応援したくなってしまう店主でした。

さて、いよいよ産地別の野菜の食べ比べです。
そのお野菜は、夏野菜の代表とでもいうべき、キュウリとトマト!
それぞれA、B、Cと、まずは食べてみて、どれが一番おいしいと感じるか?
見た目どれもおいしそうだし、違いなんてわかるかなあ…と思ったのですが…
食べてびっくり!
よくも悪くもわりとアッサリした味、サラッとしたうまみのもの、濃くてインパクトのあるものと、いずれも水分はたっぷりなんだけど、それぞれ全然味が違うのでした!
おいしさは好みなので、参加者によってみな評価が違ったのですが、私が一番味が濃くておいしいと思ったものは、横浜の農家さんが、その朝に収穫したものだったのでした。
あとのものは、千葉や福島、青森や栃木などで収穫して市場に入ってきて数日たったもの。
今回驚いたことは、美味しいと感じた朝採りの完熟トマトよりも、あっさりした味だった青森産トマトの方が、市場での評価が高いのだということ。
大手スーパーなどにも卸すためには、予冷しているため日持ちがすること、コンスタントに入荷することが、評価の対象になるんですね~!
味よりも量、日持ち、なんだ・・・・、と、考えれば当たり前なんだけど、ちょっとショックでした。

市場見学のあと、横浜野菜推進委員会の方々が、地場野菜を使っていろいろなお料理を作ってくださいました!
アイコトマトを使ったコンポート、白ワインとお砂糖とレモンに湯剥きしたミニトマトを漬けたもの。
おいしかったあ♪これ、すでにデザートだね!

青じその夏和えサラダ。
まず乱切りにしてタネを取り、タネだけ塩を加えてつぶし、青じそを加え・・・という、ほんのひと手間がおいしくなるんだねえ。

小ポテトのカラメリゼ。
要するに、ジャガイモの大学芋です♪
サツマイモよりもちょっとあっさりしてて、オヤツにいいね~!
他にも、オクラの焼き餃子、ポップコーンのチャーハン、茄子のコンポートを寒天寄せにしたデザートなどなど、面白い組み合わせのお料理がいっぱいで面白かったなあ!
そして、横浜の地場野菜を広めようとしてらっしゃる方々がこんなにいるんだ~!
というのも発見でした!
私も、横浜市民として、料理を生業としているひとりとして、何か少しでも役に立てればいいなあ、と思ったわけでございました。
また次の機会に、「農を体験する」で、店主を受け入れて下さった農家さんのお話をしますね~(#^^#)/
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